エコファンのいろいろ実験

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当店でエコファンのいろいろ実験をしてみました。
電気も使わずにストーブの熱で自ら発電してファンを回すこのシステム。
なるほどとわかったつもりでも、ではどのくらい、どう効果あるの?と思います。

そこでまずは大きいエコファンをおきました。
暖かな空気がかき回されて心なしか暖かさが強く,熱の伝わり方も早く感じられました。

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では、思い切って2台置いたらどうか・・・?
やってみたら・・・しばらくするとなんだか寒くなってくるのです。
どんどん寒さが伝わって、でもストーブの表面温度は250度、いったいこれは・・・?
どうやら風がぶつかり合って正しい空気の対流ができなくなったようです。

何でも多ければいいということではなく、ストーブ上の暖かな熱を循環させ、より良い対流を作ることで暖かな空気が部屋中に回るようにしなければ意味がありません。

一台のエコファンを置き実際に店内で朝炊きつけ、最初の30分で4度程上がりました。
その後はそれなりに徐々に上がっていくので、やはり効果はあると思います。

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あくまでも今のお部屋の温度が基準で暖かくなったかどうかの判断ですが、小型扇風機などで空気をかくはんしているよりは静かです。

当店にはシーリングファンがありますが、それも同時に回してみました。
いつものように空気を落とすやり方で回すと、エコファンの空気とぶつかって効果がありませんでした。
今度は空気を引っ張りあげるやり方にすると今までとは逆の対流が生まれて温まるようになりました。

それではストーブのどこに置けばいいのか・・・
これはストーブの機種によって異なりますが、このエコファンは下部に340度以上の熱には絶えられない構造です。ですから当店のアンコールの場合はウォーミングシェルフの上に置いています。

ストーブが300度くらいのときは勢いよく回っていますし、200度以下になるとゆっくりゆっくりの回り方になりますからそのファンを見て温度の下がり具合もわかり薪を足す目安にもなります。

小さなエコファンの下部にはオーバーヒート予防のシステムが組み込まれていますが、やはり使い方は大きいエコファンと同じほうが無難でしょう。

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何日にも渡りいろいろ実験していますと、来店のお客様も興味津々。
面白さも手伝って、ああしたらこうしたらと話が弾みます。

やっと当店のエコファンの居場所が決まりました。
燃やしはじめからこの位置、ストーブトップに一部置いてのウォーミングシェルフ上・・・・
やっと落ち着きました。
by chiheisen_stove | 2011-02-02 14:34
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